このページは、Epic版 GTA5にMODを導入する方法を記載しています。
Epic版に特化して記載していますが、導入方法は基本的にSteam版であろうがSocial Club版であろうが同じなので、Epic版以外の人も是非、参考にしてください。
【この記事の目次】
MOD導入する前の心構え
MODの導入は、オフラインモードに限っては販売元のロックスター・ゲームスも許容しています。正式には、「シングルプレイ用、非営利目的、サードパーティーの知的財産権を侵害しないものに対しては法的措置を取らない」と明言されています。詳細は以下のページ参照。
但し、オンラインで使用した場合はアカウントのバン、更に運営側や他のユーザに大きな被害がでるような酷い場合はなんらかの法的措置が取られる可能性があるという点は認識しておく必要があります。
また、当然ながらMOD導入において自身のゲーム環境に何らかの不具合が起きたとしてもサポート対象になりません。
当サイトで公開している内容に関しても、しっかりと事前に動作確認などは行っていますが、トラブルに関する責任は負いかねますのでご了承ください。
MODの基礎知識
MOD初心者の方は、この章はできる限り熟読してください。
MODを導入する人の多くは、サイトに記載されている手順に従って何も考えずに単にインストールしているだけの人が多いように思います。酷い場合は、そのサイトの運営者自体も理解せずにインストール手順を記載しているのではと思うような内容を見かけることもあります。
しかし、理解せずに単にインストールしていると、本来なら不要なものまでインストールしたり、何らかのトラブルが発生した際に解決が困難になります。
MODは大きく分けて2種類に分類される
2種類のMOD
- スクリプト系MOD
- リソース系MOD
GTA5のMODは大きく分類して上記の2種類に分かれます。この2種類の複合的なMODも存在します。それぞれについて解説していくので、大まかにでも理解するようにしてください。
スクリプト系MOD
スクリプト系MODは、基本的に拡張子がasiのファイルで構成されており、上図のようにGTA5本体の関数に対してMODが直接信号を送ることにより、車両のスポーンや弾薬の補充、無敵など様々な現象をゲーム内に引き起こすMODです。
しかし、MOD本体だけでは動作することができず、スクリプト系MODを使用する際は、dinput8.dllやScriptHookV.dllと言ったdllファイルが別途必要になってきます。
dinput8.dllの役割
MODを利用できるようにするにはMODをゲーム内にロードする必要があるのですが、MOD本体にはそういった機能はありません。そこで、その役割を担うのが『dinput8.dll』です。
dllファイルはGTA5に限らず、Windows系のプログラムが起動する際に自動的に読み込まれるファイルです。よって、GTA5.exeと同じフォルダ内にこの『dinput8.dll』を置いておくことで、GTA5.exeが起動するさいに『dinput8.dll』が読み込まれます。
『dinput8.dll』がGTA5.exe起動時に読み込まれるのは分かったけど、MOD本体はどうなったの?となりますよね。
実は、このdinput8.dllがMOD本体を読み込む役割を持っています。diput8.dllは別名asiローダーとも呼ばれ、asiファイルを読み込む役割をします。
よって、GTA5.exeが起動するとdiput8.dllが読み込まれ、さらにそのdiput8.dllがMOD本体のasiファイルをゲーム内にロードするという流れになります。
ScriptHookV.dllの役割
しかし、MOD本体がゲーム内にロードされてもまだ、このままではMODとして機能してくれません。MOD本体がゲーム内の関数にアクセスする機能を備えていないのです。
そして、その役割を担ってくれるのが『ScriptHookV.dll』です。
このScriptHookV.dllもまた、dllファイルなのでGTA5.exeと同じフォルダに格納しておくことで起動時に自動的にゲーム内に取り込まれます。そして、MOD本体はこのScriptHookV.dllを利用してゲーム内の関数に信号を出します。
リソース系MOD
リソース系MODは、GTA5フォルダ内にあるrpfファイル(グラフィックファイル)、正確に言うとrpfファイル内にある拡張子がyftやytdファイルを別の物に置き換えたり、新規で追加することでゲーム内に新たなグラフィックを出現させるMODです。
リソース系MODで最も典型的なMODが車両MODです。
ゲーム内の既存の車両ファイル(yftファイル、ytdファイル)を置き換えてより実車に近いグラフィックに変更することもできれば、新たにyftファイル、ytdファイルを追加して新規車両を導入することもできます。
複合系MOD
複合系MODは、スクリプト系MODとリソース系MODの複合です。
たとえば、リソース系MODで既存の車両を置き換えた場合、その車両を呼び出すのは置き換え元の車両を今まで通り呼べばいいだけです。しかし、新規追加した車両の場合は呼び出すすべがありません。
そこで、新規で追加した車両を呼び出す方法としてスクリプト系MODを使用します。
これが複合系のMODになるのですが、基本的にはスクリプト系MODとリソース系MODを個々に理解していれば複合系のMODを導入する際も特に難しくはありません。
MOD導入の流れ(3STEP)
GTA5 MODの導入は、大きく分けて以下の3STEPに分かれます。
MOD導入の流れ
- オリジナルフォルダのバックアップ
- MODに必要なファイルのインストール
- MODのインストール
MODの導入は基本的には上記の3つのステップで行うのですが、「オリジナルフォルダのバックアップ」は、GTA5自体のバージョンアップ等が特になければ最初の1回だけで構いません。
また、「MODに必要なファイルのインストール」に関しもスクリプト系MODとリソース系MODでは必要なファイルは異なってきますが、基本的にこの2種類に必要なファイルさえ用意すれば、新しいMODを入れるたびに必要な作業と言うわけではありません。
よって、MODをインストールするたびに必要になってくる作業は、3の「MODのインストール」だけになります。
各種MODのインストール手順
MODのインストール手順は、前述した通り共通してインストールすべきものはありますが、導入するMODによって若干異なりがある場合もあるので、各種MODごとに手順を記載していきます。
詳しくは下記のページをご覧ください。